◎一般X線撮影検査・CR読取装置 | ||
X線検査の中で最も基本的で重要な検査であり、検査の対象部位は胸部・腹部・整形領域の骨、軟部組織など体のほぼ全てが対象となります。 撮影された情報を専用の画像読取装置で読み取り、コンピュータでデジタル化した画像を各診療科に提供しています。 |
◎骨密度(骨塩定量)検査 | ||
骨のミネラル成分(カルシウムなど)の量を測定する検査で、骨粗鬆症や代謝性骨疾患の診断に役立ちます。検査は仰向けに寝るだけで痛みもなく精度の高い骨密度測定ができます。測定は腰椎及び股関節で行います。 |
◎回診用ポータブル検査 | ||
重症患者や手術等で撮影室に移動できない場合、回診用X線撮影装置によりベッドサイドで撮影を行います。病室で撮影を行う事で患者の負担を軽減できます。 |
◎在宅X線撮影検査 | ||
在宅で寝たきりの患者や身体の不自由な患者を自宅まで訪問し、X線撮影を行います。携帯型X線撮影装置は比較的軽量で持ち運びができ、家庭用コンセントを用いて撮影します。また、在宅撮影は患者さんの移動に伴う身体的・経済的負担が軽減されます。 |
◎X線透視撮影検査 | ||
X線を利用して検査部位を透視しながら撮影する検査です。バリウムやヨード系造影剤を用いた胃・腸などの消化器系の造影検査や外科・泌尿器科系の造影検査及び身体の血管内にカテーテルと呼ばれる細いチューブを挿入し、造影剤や薬剤を注入する事で目的とする臓器の血管を撮影する検査を行っています。撮影画像はコンピュータで処理し、各診療科へ提供しています。
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◎外科用イメージ検査 | ||
手術室内専用の装置でX線透視装置が小型化したものです。主に整形外科の手術に使用され、術中の固定位置が透視画像で確認できることから、医師の手技に大きく貢献しています。 |
◎X線CT検査 | ||
CTはコンピュータ断層撮影法の略で身体を透過したX線を検出器で受け取りコンピュータ処理して身体の断層画像(輪切り像)を得る検査です。当院では64列マルチスライスCT装置が稼動しています。撮像時間が速く、短時間で全身の断層像を撮影することができます。又、造影剤を使用して行う造影検査では各 臓器、脳血管、腹部の血管、心臓の血管(冠動脈)を詳しく検査できます。又、専用の3D画像処理装置を用いて3D表示をすることも可能です。検査時間は部位や造影剤使用の有無などにより異なりますが、約10~20分です。 |
◎MRI装置 | |||
検査は磁気共鳴画像の略で大きな円筒形の磁石の中に身体を入れて強い磁力(磁場)と電波(ラジオ波)を用いて身体の各部の水素原子分布を画像化したもので無痛で安全な検査です。放射線を使用していないので被曝の心配はありません。当院では1.5TのMRI装置が稼動しています。 主な検査部位は頭部が多く、他に脊椎、腹部、四肢領域の検査を行っています。また、新しい検査として、全身の転移病変検索が可能になりました。検査時間は部位や造影剤使用の有無などにより異なりますが、約30分程度です。 |
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※心臓ペースメーカー使用の方、体内に金属のある方、妊婦または妊娠の可能性のある方、閉所恐怖症の方、入れ墨のある方は検査を受けられない場合がありますので、事前にご相談ください。 |
◎医用画像保管通信システム(PACS) | ||
従来のフィルムは使用せず、医用画像モニターに画像を表示して参照できます。又、画像データを一元管理できるためオンラインで繋がったあらゆる場所で必要なときにいつでも閲覧できます。 |